このコンテンツではgainfulとprofitableの違いをまとめています。
 
一方は金銭以外の利益も意味します。


 
英語類義語活用辞典、ロングマン英々辞典を参考にしています。

ロングマン英々辞典の解説

gainful
which provides money; for which one is paid
 
gainful employment
 
profitable
producing or resulting in profit or advantage
 
We spent a profitable day cleaning out the cupboards.

英語類義語活用辞典の解説

gainfulとprofitableはいずれも利益を上げることを意味しますが、名詞のgainとprofitを比べると話が少し違ってきます。
 
gainfulは損をしていない状態から、大きな利益に至るまで幅はありますが、常に収益を指します。
 
I am gainfully employed.は「私は有給の職についています」という意味です。
 
名詞のgain(s)は簿記用語のgain or loss(損・益)の見出し語になりますが、gainはprofitよりも総体的な言葉で、金銭以外の意味にもなります。対してporfitはあくまで商売上の利潤、利益のことです。
 
公共施設をnonprofit organizationとは言いますが、nonprofitable organizationとは言いません。nonprofitでnoncommercial、つまり「非営利」だからです。
 

 
ただしprofitableと形容詞になると、gainfulよりも意味が広くなります。収入がコストを上回るだけの利益もprofitableですが、実際はもっと広い意味で”利益”を含みます。
 
profitableが金銭的な利益以外を意味する例を挙げます。
 
The project is constructive and therapeutically profitable for the patients, if not financially.
(財政的にはどうあれ、その企画は建設的で、患者の精神衛生には良いことだ)
 
このprofitableはuseful、helpful、goodなどと入れ替え可能です。