このコンテンツでは overworked と overwrought の違いをまとめています。
一方は物に使うと「あまりに使われ過ぎ」「陳腐な」といった意味も持ちます。
英語類義語活用辞典、ロングマン英々辞典を参考にしています。
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ロングマン英々辞典の解説
overwork v
to (cause to) work too much
overwrought adj
too nervous and excited at the moment, esp because of anxiety
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英語類義語活用辞典の解説
overworked と overwrought はいずれもoverworkという他動詞からきています。
つまりoverworkには2つの過去分詞があり、別の意味を持っているのです。
overworkは人にも物にも使います。
人を含む生物に使う場合は「働かされ過ぎ」を意味し、物の場合は、あまりに度々使われるので「またか」と感じさせて新鮮味が失われることを言います。
The bank staffers are all overworked during the fiscal months.
(銀行のスタッフは決算期にはいつも働きづめだ)
上の用例は「8時間以上働かされる」や「仕事が過密」といった労働条件を言っていて、「過労」という意味ではありません。
“Hapiness” is an overworked and sometimes misused term, so is “charisma.”
(「幸福」という言葉はあまりにも使われ過ぎて新鮮味がなく、しかも誤用される。「カリスマ」も同様だ)
overwroughtは人間だけに使われ、strained、agitated、excitedなどの意味を持ちます。
神経質になる、ちょっとしたことで怒る、笑うといった精神状態で、原因の多くは過労によるものです。
Someone ought to tell that overwrought editor to take a vacation.
(過労でちょっとおかしくなったあの編集者に、誰か休暇を勧めるべきだ)
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