大リーグ中継を見ていると外野から直接キャッチャーに送球する場面などがあります。

日本では「強い肩」と表現されますが、英語では
 
strong arm
 
と表現されることが多いようです。


good strong arm
 
あるいは
 
great strong arm
 
と言ってることもあります。
 

 
イチロー選手の「レーザービーム」などは典型的な「strong arm」ですね。
 
「肩」というと shoulder を連想するわけですが、日本語と同じ認識でよいのでしょうか?
 
いつものように arm と shoulder をロングマンで調べます。
 
arm
1 either of the two upper limbs of a human being or other animal that stands on two legs
She carried the box under her arm.
 
2 something that is shaped like or moves like an arm
 
3 a part of division of a group
 
対して shoulder は
 
shoulder
1 the part of the body at each side of the neck where the arms are connected
He had a parrot on his right shoulder.
 
2 the part of garment that covers this part of the body
a jaket with wide shoulders.
 
日本語の肩は腕の付け根の、筋肉が盛り上がるあたりを連想しますが、英語の shoulder はそれよりも首に近い部分、筋肉で言えば僧帽筋、「肩たたき」をする箇所を指すようですね。
 
確かにこの部分は、ボールを投げる動作には関わりません。
 
なので、英語では「強い肩」を shoulder ではなく arm で表現するわけですね。
 
このへんの違いは英々辞典をひけば一発です。