現在世界はウィルスで大変なことになっています。
当コンテンツ作成時点で、日本でも感染者数が急増しており、137人が亡くなっています。先日は安倍総理により緊急事態宣言が出されました。
アメリカでは53万人が感染し、2万人を超える方が亡くなっています。犠牲者数は世界最多になりました。核兵器でも使われない限り、たとえ戦争が起きても2万人亡くなることはまれではないでしょうか。
しかも終息の兆しすら見えていません。とんでもないことになりました。
当然、報道もウイルス一色です。
当サイトは英語学習が主目的ですので、ウイルスの流行にからんだ英語関連のネタをひとつ。
FOXニュースを読んでいたら、こんな記事がありました。
A 40th birthday bash that a Connecticut woman held earlier this month is now being eyed by health experts as a suspected coronavirus “super-spreading event” after more than half of its 50 guests later tested positive for the sickness, a report says.
引用元:FOX NEWS
Connecticut party of 50 guests became coronavirus ‘super-spreading event,’ report says
太字にした bash は、前に birthday があるのと、その後の文脈から「パーティー」という意味ではないかと推測できます。
調べてみたところ実際に「にぎやかなパーティー」を意味するとわかったのですが、実は私はこの時点で bash にこの意味があるのを知りませんでした。
さらに調べていくと「・・・を激しく非難する」とあったので、「ああ、『バッシング』って bashing だったのか」とこの時に気づいたのです。(お恥ずかしい)
お約束の英々辞典チェックしてみます。まずは動詞から。
bash v
1 to hit hard so as to cush, break, or hurt
2 to attack with words; find fault with
The prime minister is always bashing the unions
日本語で言う「バッシング」は2ですね。次に名詞を。
bash n
1 a hard painful blow
2 an enjoyable party with a lot of noise, laughter
2から、かなり騒がしい感じのパーティーとわかります。
しゃべって笑って騒ぐ集まりなので、この上ないほどの濃厚接触であり、感染リスクから考えればかなりヤバい行為です。フォックスニュースの記事からも、このパーティーは”クラスター”だと見られていることがわかります。
不謹慎かもしれませんが、この記事を読んで私は
bash(ハデなパーティー)やって bashing(バッシング)を受ける
と覚えました。
ウイルスは健康・生命だけでなく、経済面でも深刻なダメージを与えています。
しかもそれが世界規模で、です。あらゆる面でグローバル化が進んだ現代では、仮に日本が終息してもそれで万事オッケー、というわけにはいきません。
個人レベルでは、できることを実行し、やるべきでないことは慎み、国レベルでは供給網の見直し、工場の国内回帰などを進めていきましょう。