当たり前のことですが、英検一級に合格するためにはまず一次試験を突破しなくてはいけません。
 
私にとってはこれがなかなか大変で、数えきれないほど一次試験に落ちました。


 
その豊富な(?)失敗経験から、一次試験をクリアするために必要なことがわかってきました。
 
このコンテンツではその私の考えを紹介しています。

一次試験突破に最も必要な能力”読む総合力”

英検1級の一次試験を突破するために何よりも大事なこと、それは
 
英文を読み取る総合力
 
です。
 
「総合力」としたのは、ただの英文読解力だけでは不十分だからです。
 
私としては、
 
総合力=読解力+読み続けるスタミナ+速読力
 
と考えています。
 

 
一時試験を突破するには、読解力、スタミナ、速く読む力のいずれが欠けてもいけません。総合力が必要なのです。
 
以下に詳しく説明します。


長時間読み続けられるスタミナ

一次は100分もの間集中して英文を読み続けなくてはいけません。
 
言うなれば英読のスタミナが必要なのです。
 
一次試験を受けてみるとわかりますが、100分間終わった時点でヘトヘトになりませんか?私は何度となく一次試験をうけて、毎回疲労困憊していました。
 
あまりの辛さに、途中で気持ちが切れて試験を投げ出しそうになったことも一度や二度や三度ではありません。
 
(そのたびに「もうこんなしんどいことはしたくない」と思うのですが、あえなく何度もしんどい思いをすることになりましたが)
 

 
このスタミナをつけるためには、日頃から多読を心がけなくてはいけません。
 
このへんはスポーツによく似ています。日頃運動しない人が、いきなりフルマラソンは走れません。普段から走り込みをして、走れる身体を作る必要があります。
 
英語も同様です。
 
日頃から長時間の英読に慣れていなければ、試験の時だけ100分間英語を読むのは相当キツいはずです。
 
言い換えるなら、多読を習慣にしてスタミナをつければ、本番の一次試験もこなせるようになるのです。
 
こればかりは一朝一夕にはできません。
 
たくさん読む練習を重ねましょう。


速く読む能力も必要

スタミナがあっても実はまだ不十分です。
 
速く読まないことには時間が足りなくなってしまいます。
 
「ものすごくゆっくり読めば読解はバッチリ。しかも長時間続けられる」では意味がないのです。速く読む能力、速読力が必要です。
 

 
この速読力も一朝一夕には身につきません。日頃から英文を読む際に「速く読もう!」と意識しなくてはダメです。
 
これもスタミナと同様に訓練ですね。
 
当サイトでは速読力アップのために私が実践した工夫やコツ、考え方についてコンテンツを作成しています。
 
お時間があったら関連記事をご覧ください。

多読・速読を続けると他の技能も向上する 二次試験対策にも!

ここまで読んで頂いた方の中には、「リーディング能力ばかりを強調し過ぎではないかな?」と感じた方がいらっしゃるかもしれません。
 
確かに一次試験には、英作文能力や語彙力、リスニング力も必要です。
 
しかし私は、英読の総合力が上がればこれらの能力も自然に上がると考えています。
 
さらには、リーディング能力が上がると話題が豊富になり、二次試験のスピーチにも対応できるようになります。
 
平たく言うと、スピーチするネタが増えるわけですね。
 
(やや余談になりますが、このためには二次試験のトピックを意識しながらリーディングするのがキモになります。この意識を持っていれば、読む内容が頭に残りやすく、読解力も上がります)
 
「リーディング力を上げれば、他の三技能もアップする」件については異論があるかもしれませんが、私自身がそう信じるに足る経験をしていますので、なにはともあれ読解力!と主張させて頂きます。