やや小手先のテクニック的な話になりますが、英検1級の一次試験を受ける際にはちょっとしたコツがあります。
エントリーのタイトルそのまま、
後ろの問題から、つまり英作(エッセイ)、和訳から始めて、順に前に解いていく
のです。
私の場合、この方法は断然有効でした。
なぜでしょうか?
それは、脳がまだ元気なうちに文章作成および長文読解ををやったほうが良いからです。
一次を受けるとよくわかりますけど、試験の後半にはへとへとになり、リスニングが始まるころには頭がぼ~っとしていること、ありませんか?(私はそうでした)
頭が疲れきった状態では当然集中力は落ちているので、英作をやったり、長文を読むとなると大変です。
最悪の場合は「もうイヤだ!」とあきらめモードに入ってしまい、試験を続ける気力まで失ってしまうかもしれません。
そこで、きつい問題から先に解いてしまうのです。
手ごわい問題はフレッシュな脳で考えたほうがよい得点が取れるのは道理です。
この方法は、我ながらかなり有効なやり方だと思っています。仮にいま私が一次試験を受けるとしても、間違いなくこの方法をとります。
後ろから解いていっても筆記試験が終わるころには頭は疲れているのですが、最後に残った(問題の配置としては一番最初)4択問題は、頭がへとへとでも何とかなるものです。
もしこれが文章を作るとなると、言い回しを考えるなどの細かいところまではとても頭が回りません。
それと、ちょっと想像して下さい。
試験の終盤、もう残り時間が少ない、余裕がないという状況で・・・
・四択問題が残っている
どちらが精神的にラクでしょうか?
時間がなく疲れも溜まっていて、精神的プレッシャーがかかっていれば、前者の場合、最悪なら解答を放棄してしまいかねません。
極限状態でも、残っているのが四択問題なら何とか心が折れることなく試験を続けられます。
英語力がとんでもなくある人なら、こんなカツカツの小技にこだわらなくても良いのでしょうか、私はいつもギリギリでしたので工夫しなくてはいけなかったのです。
今まで何度も一次試験を受けましたが、これをやっている人は意外と少ないという印象を持っています(試験が始まってページをめくる音があまりしないので)。
これはかなり自信のある小技です!
ぜひ試してみてください。
- 関連コンテンツ
- 旺文社英検Rネットドリル申し込み前の参考に