このサイトでは、私が発音を鍛えた教材として、東後勝明先生の「英語発音のコツ」を紹介しています。
これは現在の私の発音を作ってくれた教材であり個人的にはオススメなのですが、如何せん古く、初版は何と1977年です。現在では販売されていません。
Amazonでは中古品が販売されているものの、カセットテープなので購入しても活用は難しいのではないでしょうか。
そこで、最近の発音教材はどんな感じなのだろう、とネイティブスピークを購入してみました。
>>[当サイトからの特典付き]ネイティブスピーク公式サイト
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※特典については下コンテンツの7をご覧ください
※公式サイトからの特典「ネイティブスピークCDバージョン」もつきます
ネットではしばしば広告を目にするので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
以下にレビューしてみます。
ネイティブスピーク セット内容
セット内容はDVD2枚組、CD、解説冊子の三点です。
解説冊子はこちら。
内容がひととおり説明されていますが、私としてはもう少し詳しくても良いかも?という印象が。
CDはこちら。
DVDで実演されている音声(アルファベットから母音、子音、各例文、リエゾン)が全て収録されています。
復習用に、耳で覚えるために使えますね。
そしてメインのDVD。
内容も見えるかな?
2枚組です。
次に、収録内容について私の感想などを書いてみます。
英語の発音についてはひととおり理解して身につけているつもりでしたが、
(; ゚ ロ゚)「えぇー!」
とビックリした内容もありました・・・orz
昔私が習ったやり方と違ってたんですよ。
「今の人はこのように習ってるのかな?」と目からウロコが落ちました。
「ネイティブスピーク」収録内容 管理人のレビュー
まず大前提として、
「ネイティブスピーク」はアメリカ英語の発音を身につけるための教材です。「イギリス英語じゃないとダメ!」という学習者は少ないでしょうが、一応念のため。
それではレビューを。
まずはDisc1から。
収録内容はこちらです。
「はじめに」の内容はこちら↓ですが、詳細は割愛させて頂きます。
「アルファベット」以下からが発音解説です。
モデル兼説明をしてくれるのはこの方。
Caitlin Kelly(ケイトリン・ケリー)さん。
女優・ナレーターで、ボイストレーナーでもあります。
「アルファベット」の内容です。
◆基本
◆ゆっくりハッキリ
◆語尾をのばす
のそれぞれのコンテンツで、ケイトリンさんがこんな感じ↓
で実演してくれるのですが、正直言いまして、当サイトユーザーの皆様には初歩的過ぎるでしょう。
文字どおり、「エイ、ビィ、スィー・・・」とアルファベットが音読されます。
英語を習い始めたばかりの子供には必須でしょうが、英語学習をある程度進めている場合、さすがに必要ないはずです。
なので私としては、「アルファベット」のコンテンツは、当サイトを訪問して下さる方向きではないとさせて頂きます。
・・・しかし、その他のコンテンツは話は別です。
「ネイティブスピーク」に関心のある方は、
・発音・発声に興味がある
・苦手な発音を克服したい
・自分の発音をもう一度見直してみよう
といった動機をお持ちではないでしょうか。
私もまさにそのひとりで、
「自分が知っているのと何か違うだろうか?」
「うまいやり方やコツがあるのかな?」
と興味を持っていました。
そして「母音」コンテンツを見始めたわけですが・・・
少なからず衝撃を受けました・・・orz
ある音の発音法が、私のやり方と違ってたのです!
私のやり方は間違い、というわけではないのかもしれません。これまでの会話で話が通じていましたし(通じてなかったのかな?)。
私は間違っていた?Rと長母音+Rの発音
「ネイティブスピーク」では、このようなCG映像で発音時の口内の動きを解説しています。
このDVDの一番のキモというか売り(この映像は特許を出願しているそうです)なだけにとてもわかりやすく、発音の理解や習得の大きな助けになってくれます。
さて突然ですが、当サイトユーザーの皆様は、
子音のRと、長母音の後のRはどのように発音されてるのでしょうか?
run
right
road
あるいは
car
bird
port
といった音ですね。
この音は、LとRの区別をハッキリさせるため、気合を入れて習得した方も多いのではないでしょうか。
私が以前視聴していた英会話番組などでも、「Rの発音はLと違って・・・」といった感じで詳しく解説される場面はたくさんありました。
それで、私がどうやっているかというと、私は
軽い巻き舌で(舌先を上にそらして)発音していました。
当サイトのユーザーさんにも「自分も同じ」という方はかなり多いはず。
しかしどうやら、このやり方は理想的とは言えないようです。
ネイティブスピークでは、別の方法が解説されています。そして、「巻き舌」が良くない理由の説明もあります。
それでは、ネイティブスピークではどう解説されているかというと・・・
それはここには書けません!
(画像を加工しています)
なんじゃそりゃ!とお叱りを受けるのも無理はありませんが、DVDの内容をここに公開するわけにはいかないのです。(冒頭の画像はDVDのサイトに公開されているものです)
しかし、それではさすがに気になる方も多いでしょうから、一応フォローらしきことをひとつ。
DVDの内容に衝撃を受けた私は、それらしいキーワードで検索してみました。すると、この「ネイティブスピーク」と同じ説明をしているコンテンツが複数ありました。
気になる方は、ここまで書いたことをヒントに探してみて下さい。
しかしそれらのコンテンツでも、舌の位置や唇の形といった説明がこのDVDほど詳しくありませんし、「なぜ巻き舌ではダメなのか」ネイティブスピークと同じ説明をしているものは見当たりませんでした。
「ネイティブスピーク」DVDの映像と解説が一番わかりやすかったのは間違いありません。「動き」と「音」で理解できるわけですからね。
いろいろ見たところ、現在はRの発音はこのやり方が主流のようですね・・・。
今後はDVDのやり方で発音します。
いい勉強になりました。
i と j 聞き分けと発音区別
「ネイティブスピーク」の発音コンテンツから、気付いたことをもうひとつ。
当サイトを訪れて下さる、日本で生まれ育った英語学習者の中で、
eel
と
yield
の最初の「イー」を、自信を持って区別して発音できる方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。またリスニングの際、最初の「イー」を確実に聞き分けられるでしょうか?
私はできません!(キリッ)
発音記号で書くと、それぞれ i:l と ji:ld であり、それぞれの最初の音は前者が母音、後者は子音です。
子音の j は、yes、year、yetと、実にありふれた音なのですが、これが例えば
east と yeast を聞いた時、「後者には最初に子音の j があった」と理解できるでしょうか?
また、違いを明確に意識して発音できるでしょうか。
私には自信がありません。
実はこの i と j の音、私が私淑する松本亨先生も、著書で「いまだに区別できない時がある」とされていました。
日本で生まれ育った学習者には極めて難しい音であることは間違いなさそうです。
「ネイティブスピーク」では、この二つの音についても言及されています。
(例によって画像に加工しています)
キモになるのは j の発音であり、もちろんCG映像と音で解説されています。i の音との区別を意識した説明もあります。
正直言いまして、この二つの音の区別ができなくても、コミュニケーションに支障はありません。
私もよくわからないまま英語で会話していますが、意思の疎通に弊害を感じたことは皆無です。
しかし自身の発音を可能な限り磨きたいという方、あるいは指導者としての立場の方は、ネイティブスピークは助けになってくれるでしょう。
私も区別できるようにならねば^^
英語の発声・腹式呼吸法も学べる
ネイティブスピークが解説しているのは、発音だけではありません。
英語の発声を身につけるためのポイントや方法も実演で説明されています。
別のコンテンツに、バンドのボーカルをやっていた大学時代の先輩の話を書いてます。
その先輩は発音がものすごくネイティブっぽく、ちょっと聞いただけで、「おぉ!すごい!」と感じるほどの違いがありました。
英語って日本語とは明らかに発声が違いますよね?日本語が普通の会話なら、英語は声楽の発声のようです。
英語はお腹から声が出て、呼吸・息の量が多く、まさに歌という感じ。
私が私淑している松本道弘先生も、呼吸を強調されていました。そのための腹筋トレーニングも実践されていたと記憶しています。
(実は松本先生と同じトレーニング法が、「ネイティブスピーク」でも紹介されています)
それでは、そのお腹からの声を身につけるためにどうすれば良いのでしょうか?
発音のモデルとして出演しているケイトリン・ケリーさんが、そのコツや注意点、トレーニング法を解説されています。
ケイトリンさんはボイストレーナーでもあります。
内容は、ものすごく専門的というわけではありません。
しかし言い換えるならとてもわかりやすく、誰でも実践できる内容なので、とっかかりとしてはうってつけです。
英語を学び始める小~中学生にはピッタリではないでしょうか。
収録内容の一部を紹介します。
■どこの家ににもある、○○を使って呼吸器を鍛える
■腹筋の鍛え方
■ある子音を発音して呼吸器を鍛える
■英語発音の練習の際に、意識しておくべき体のパーツ
■表情を豊かにする!表情筋の鍛え方
■ちょっとヘンだけど、英語らしい音にするためのコツ
■発音に欠かせない、あのパーツのストレッチ法
■ある音をきれいに出すための秘訣
お腹からの声って、それだけで英語らしさがアップしますよね。
「日本人の英語が通じないのは、発音が悪いというより、声が小さいから」なんて話を聞くと、個々の発音の正確さより、発声のほうが大事かも、と思うことすらあります。
発声は、個々の音を出す”根本の力”です。
・完璧な発音だけど声に力がなく、ボソボソっと話す
・発音はイマイチだけど、堂々した声で表情豊かにハッキリ話す
のでは、どちらがよりよくコミュニケートできるでしょうか?私は意外と後者のような気がします。
当サイトユーザーの皆様は、「そりゃもちろん、発音も発声も両立させるよ!」という方が多いはず。
発音だけでなく発声も鍛えたいという方は、ネイティブスピークも教材の選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。
次で「ネイティブスピーク」のレビューコンテンツは最後です。
最後に 英語指導者の発音教材としておすすめ
ちょっと長くなりましたが、ここまで「ネイティブスピーク」をレビューしてきました。このシリーズはこのコンテンツでおしまいです。
ネイティブスピークはどういう方に適しているのか、結論を書いてみます。
まず、当サイトユーザーの皆さま全てにおすすめできるかというと・・・
それはちょっと違うと思います。
というのも、上で書いたように、アルファベットのコンテンツが初歩的すぎるからです。
ありていに言ってしまえば、
英検1級を目指している人には、このコンテンツは必要ないのです。
「ネイティブスピーク」は12800円です。
そうした「要らないもの」が含まれた教材にこの金額は出せないなぁ、と感じる方にはおすすめできません。
対して、「こんな人には必ず役立つ、参考になる!」ケースも、もちろんあります。
その筆頭は、
■発音を指導する立場の人です。これは間違いありません。
学校や塾の先生だけでなく、子供に教えたい親御さんにも良いでしょう。
ネイティブスピークが優れている点のひとつは、
発音の解説がわかりやすく、それを他者に伝えやすいこと。
DVDの説明をそのまま指導に使えます。
映像で示された舌や唇の位置関係を黒板に書けば、さらにわかりやすい指導ができます。
英語の発音をアルファベットから始める子供を教えるのであれば、ネイティブスピークは絶対参考になります。いま使っている教材を補強する、という使い方もできるはず。
次に、
■発音をイチから見直して、自分の英語にさらに磨きをかけたい人にも良い教材だと思います。
当サイトを訪れて下さる皆様は、英語での意思疎通を頻繁に実践できるだけの発音をすでに身につけていらっしゃるでしょう。
それでも隅々までチェックすると、「発音の仕方が間違っていた」「このやり方のほうが良い」「認識が曖昧だった」ということがあるのではないでしょうか。
実際の会話では、「完璧な発音」は必要はありません。海外の要人でも、ものすごくクセのある英語で堂々としゃべる人がいくらでもいます。
それでも「とりあえずは通じている」自分の英語に飽き足らず、間違いや曖昧さなど「気になること」をスッキリ清算し、自分の話す英語をさらにレベルアップさせたい方には、ネイティブスピークは参考になります。
■ネイティブの発声、呼吸法を身につけたい人
上で紹介したように、英語らしい音を出すには、発声・呼吸法も大事です。
その具体的な鍛え方を知る第一歩として、とてもわかりやすい教材です。
英語・英会話を真面目に勉強している人でも、発声、呼吸から鍛えている人は意外と少ないもの(私もほとんどやってませんが・・・orz)。
発声や呼吸法をトレーニングしているのは、英語スピーチを学んでいる人くらいなのでは?
つまりここを鍛えれば、他の人と差がつきやすいのです。私が先輩の英語を聞いて「おぉ!」と感じたように、「ひと味違う」英語になるでしょう。
私のレビューおよびコメントは以上です。
「ネイティブスピーク」は安くはない価格ですが、一生使える知識と発音を身につけられます。
購入する目的・用途と金額を勘案してみて下さい。よかったら、これまでの私のレビューも参考にして下さい。
長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。
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「英会話力を日々アップさせる!ちょっとした工夫」
英会話力をつけるべく、
「テキストを見ながら音読」
「英語音声を聞きつつ発音」
「動画を見てフレーズを繰り返す」
といった学習は広く行われています。「毎日の習慣にしている」という方も多いはず。
しかし、これらの勉強を続けても「思ったように英語力が伸びない」と感じることも多いのではないでしょうか。
実は私自身がそうでした。
けっこう長いこと勉強を続けているのに、いざ英語で会話、という場面で「どうも英語が出てこない」という経験を何度もしていました。
英語が頭に溜まっていく実感が無かったのです。
そこで「何がいけないのか?」をあれこれ考えた結果、従来の学習法の改善すべき点に気づきました。
それに基づき工夫を加え、毎日の習慣にしています。おかげで現在は、勉強のたびに英語が頭に残り、英会話力が日々アップしている実感を得られています。
現在の勉強法に効果を感じている方には必要ない特典かもしれません。
しかし、いま「何か違う」「もうちょっと良いやり方があるのでは?」と疑問をお持ちなら、ご一読頂く価値はあると思います。
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2 従来の勉強法の問題点
3 英語を頭に溜める具体的なやり方
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