英語を速く読めるようになるためには、日ごろの英読である程度「急かされながら」読む必要があります。

ゆったり優雅にリラックスして読むのではなく、「速く速く!」と意識して読まなければいけないのです。(リラックスしても速く読めれば、一番理想的ですが)


スピードを意識しながらの読書はストレスがかかり、キツい作業ですが、筋トレなどと同じように、脳にも負荷を与えないと速く読めるようにはなりません。
 
日頃から速読を習慣づけていないと、試験本番で速く読めるわけはないのです。
 

 
脳に負荷をかけるため、私はトレーニングとしてキッチンタイマーを使って読むことがあります。カウントダウンして、時間になったらアラームが鳴るあれです。
 
キッチンタイマーで時間を区切り、一定時間内に何語読めるかに挑戦するわけです。
 
タイマーを適当な時間にセットし(私は10~20分が多いです)、ボタンを押してスタートしたら、そこからはタイムアップまで猛烈に集中してひたすら速読あるのみ!
 
アラームが鳴ったら、そこで読書終了。読んだ語数を数えてみましょう。
 
一語ずつ厳密に数えてもいいですが、一行あたりの平均語数×行数で大まかな語数を出しても目安として使えます。(私はズボラなので基本的に後者で数えていました)
 
語の総数をセットした分数で割ると一分間に何語読んだかが分かります。
 

 
海外経験がなければ、とりあえずは一分あたり150語くらいが目標になるのではないでしょうか。200語読めれば相当な英読力です。
 
また、ひとつの記事を読み終えるのにかかる時間をストップウォッチで計るやり方もあります。こちらも一分あたり何語読んだかを計算してみましょう。
 
実際やってみるとわかるように、この読書法はかなり疲れます。
 
たとえ10分間でも、終わったら「ふぅ~」とため息が出ます。
 
スタミナに自信があっても、ギンギンに集中できるのは20分が限界ではないでしょうか?
 
疲れますけど、自分の読書力が数字としてわかるので結構燃えるものです。やってみると、意外と面白いですよ。
 
英検1級試験、特に一次をクリアするためには、こうした負荷をかけた読書が必要です。
 
一分間に何語読めるかを意識したリーディングは経験しておくべきです。
 
意識しなくても一定以上のスピードで読めるようになれば理想です。
 
海外経験がないとなかなか難しいですが、私もいつかその境地に到達できるよう修業を重ねます。