大学時代、私は英文科に所属していました。
 
そこに在籍していたイギリス人の教授に、
 
「英語力を上げるにはどうすればいいか?」
 
と、ど真ん中ストレートの質問をぶつけたことがあります。

教授の答えは
 
「とにかく読め!」
 
でした。
 

 
私が「何を読むのか?」と聞いたら、
 
「Anything! anything!」
 
と二度くり返したのをはっきり覚えています。
 
とにかく何でも読め、ということでしょうか。
 
教授は「リスニングを」とか「会話をしろ」とは言わず、ただ「読め!」と強調していました。
 
私が松本道弘先生を知ったのは大学に入ってからだったので、当時からすでに多読・速読を心がけていました。
 
英語の上達にはどんな勉強法がいいのか?については時々迷いが出るものですが、教授の言葉を聞いて自分の方針が間違っていなかったことが確認できたようでうれしくなったものです。
 
(しかしこの教授は「速く」読むことはそれほど強調していませんでした)
 

 
かつて「日本一の英語使い」とまで呼ばれ、大変な速読・多読家であった松本亨先生ですら、「もっと読んでおくべきでした」と語られていたとか。
 
社会人になると、自ら強く心がけないと英語を読む量はガクンと少なくなってしまいます。
 
英語に接する仕事でなければ、ひと月に雑誌一冊も読まない、なんて生活にもなりかねないのです。
 
現在はスマホやタブレットを使えば紙媒体を持ち歩かずに英読は可能です。
 
ほんのちょっとの空き時間でも英語に目を通せるのです。
 
昔よりも読む環境は整っており、あとはもう自分の心がけ次第、ということですね。
 
英語の上達法に関しては人によって考え方が違うでしょうし、まだ子供であればリスニングを重視するほうがずっと効果的でしょう。
 
読むにしろ聴くにしろ、まずはインプットありきなのは間違いありません。