私の英語勉強法は「読む」ことが大半を占めています。
しかも、「速く、たくさん」がモットーです。
これは私が英語を勉強した環境と私の性格に起因します。人によっては、「速く、たくさん聴く」ほうにウェイトをおいても良いでしょう。
いずれにしても、インプット(読む・聴く)を優先するのがポイントです。
読むジャンルは特に決めていませんが、新聞や雑誌、現代作品のペーパーバックが多いです。
これは時事英語を身につけるためで、バリバリの古典はあまり読みません。読みたいなぁ、という気分になったら手に取りますが。
新聞や雑誌の英語をたくさん目にすると、そのまま英検1級やTOEICの対策につながりますし、英会話のネタ(話題)を得ることにもなるので複数の利点があります。
最近はネットで英文ニュースをいくらでも読めますので、それらに目を通しても良いでしょう。
(余談になりますが、私の場合、ディスプレイで英文を読んでもイマイチ頭に入っていきません・・・。紙媒体で読むほうが落ち着きます。人間が古いからでしょうか?)
英検1級二次試験でスピーチする内容を意識しなが読めれば完璧です。
「コレはスピーチに使えそう!」と感じる記事があったら日頃から保存しておきましょう。
英語を身につけるというと、「とにかくしゃべるべきなのでは?」と考えられがちです。
それは必ずしも間違いではありませんし、しゃべる機会は絶対に必要なのですが、私のように
海外経験がない日本人の場合、「何はなくとも、まずしゃべる」ことから始めると、いつか伸び悩む時期がくる
と考えています。
人間が言葉を覚えるには、まずインプットしなくてはいけません。
それに英検でもTOEICでも、限られた時間内で大量の英文を読み取る・聴きとる能力は必須です。英語インプットの速さ・スタミナが要るのです。これは、ある程度訓練しないと身に付きません。
私の場合、日常生活で英語をしゃべる機会はほとんどありません。
英検1級を取得した際、仕事で英語は全く使いませんでしたし、英語がネイティブの人は周辺にはいません。以前英会話学校にも通っていましたが、「なんか違う」感じがしてやめてしまいました。
つまり、しゃべる時間は圧倒的に少なく、速く「読む」「聴く」のインプットに時間を割いていたのです。
今考えると、この方針は「とにかくしゃべる」ことを意識するよりも功を奏してくれました。
英会話学校を辞めてしまっても、またほとんどしゃべる環境になくてもどうにかこうにか1級に合格できたので。
インプットされていない英語をアウトプットすることはできませんからね。
(ただ、あまりにインプットに偏りすぎるのもいけません。やはりバランスは大切です。このへんはまた別のコンテンツで。
このような考え方は松本道弘さんの著書を読んで身につけました。
松本先生の著書(たくさんあります)を一冊も読んだことがないあなたは、ぜひ一読することをおすすめします。
「英語の底力をつける」助けになってくれるでしょう。