当サイトでは「日本人も英語で考えるようになることは可能」という立場をとっています。
生粋の日本人でも、学習によって英語で考え、コミュニケーションがとれるようになる、という意味です。
「TOEICテスト満点コーチング」の著者で、英語学習マスターコーチの松本秀幸さんも「日本人でも『英語で考える』は可能」とのご意見です。
このコンテンツでは同書の94~98ページから、この件についての松本さんのお考えを紹介します。
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英語で考えることは可能 日本語を介さず英語で反応する
まず松本さんの「英語で考える」の定義はこのようなものです。
「英語で考える」や「英語脳」については、いろいろな意見があるようです。
まずここでの「英語で考える」ということについて定義をしておきます。
ここでは「日本語を介さず、英語で反応する」と理解してください。「英語脳」も同じ意味です。
これは私の定義と同じと考えて問題ありません。
しかしこの「英語で考える」に対しては、懐疑的な方もいます。母国語が日本語であれば、日本語を介さずに英語で反応するのは無理、というわけです。
「本当に英語で考えられるようになるのか?」という疑問・質問は、松本さんもよく受けるそうです。
「英語で考えましょう」とか「英語脳をつくりましょう」というと、「無理だと思いま~す」という反応があります。
「本当に英語で考えることはできるんですか?」という質問もよく受けます。
英語を使いこなすうえで非常に大切な問いです。
そうした問いに、松本さんはどのように答えるのでしょうか?
結論から申しますと、できます。
別の言い方をすると、「英語で考える」アプローチでなければ、すごい人でもないかぎり、英語を使えるようにならないです。
それでは、英語で考えられるようになるには、何を心がければ良いのでしょうか?
「英語で考える」を実現するには:音読やシャドーイングを習慣に
まずはごく簡単なところから英語で考えてみましょう。
英語も単純なものから始めましょう。
たとえば自分の知っているモノの名前(名詞)や動作や動き(動作)を日本語を介さずにイメージするのです。
英語で”An apple”と聞いたら、頭のなかに日本語の”りんご”が浮かびますか?
さすがに”An apple”ならば頭のなかにイメージが浮かんだのではないでしょうか?イメージや感覚で分かるようになるのが大切です。
具体的な手法として、松本さんは音読やシャドーイングを挙げています。
短い英文を読んだときに、その文を日本語に変換しなくてもイメージが浮かぶ、感覚的に分かるという状態をつくっていきます。
音読やシャドーイングをすることで、日本語に変換しなくても感覚で分かるようになります。
英語からいきなりイメージすることが難しいなら、日本語訳を確認してもOKです。
いきなり英語で感覚をつかむのは難しい場合が多いので、その際はまず日本語訳を確認します。
その文の情景をイメージします。そのイメージに英語の文を結びつけます。イメージをしながら音読やシャドーイングする。
これを繰り返すことで、ある程度無意識に英語で処理できるようになります。
そもそもコミュニケーションをとる上では、日本語を介するほうが大変です。
本書で松本さんも言及されているように、同時通訳の現場では通訳士一人あたり15分ほどで交代します。言語運用のプロでも集中力がそれだけしか続かないのです。
普段の会話でそれほど負担の大きいことはできません。
あまり難しいことを考えず、松本さんの勧めるような勉強を習慣にすれば、英語で考えることは自然にできるようになります。