アメリカでは学校などでしばしば銃乱射事件が起き、そのたび銃規制の論議が巻き起こります。
大統領選が近づくと、銃規制も大きな争点になります。銃規制は米国民の世論を完全に真っ二つにするトピックです。
事件の後は「銃規制を強化するべきだ!」との声が高まる一方で、全米ライフル協会をはじめとする団体が「人を殺すのは銃ではなく、それを使う人間だ」といった主張で銃規制に強烈に反対します。
アメリカでは「国民が武装する権利」が憲法で保証されています。
しかし、銃がなければ大量殺人も起きない、とも言えるわけで、米国のジレンマはしばらく解決しそうにありません。(というか、米国から銃を無くすことはもはや無理ですよね)
不幸なことに、銃発砲事件は毎年のように発生しています。
アメリカでそうした事件が起きた後は、「銃規制 Gun Control」が二次試験のトピックになる確率は高くなるのではないでしょうか?関連するスピーチはいくつか作っておくべきです。
「銃規制は強化されるべきか」は当たり前として、私が考え付く例題としては・・・
・アメリカの児童の安全と、銃所持の権利を保障した米国憲法は共存し得るか?
・銃を持った悪人を倒すためには、善人が銃を持つべきか?
・・・といったところで、それに対する答えとしては・・・
・学校では門や建物の入り口で銃を持っていないかチェックする
・銃規制強化の即時実現は難しくても、その間に学校児童の自己防衛意識は高めるべきだ 防弾機能のあるバックパックを全米で普及させるのも一つの方法
あたりはどうでしょうか。
「防弾バックパック」は、実際に注文が殺到しているそうです。
この銃規制に検証を重ねておけば、次のようなトピックにも対応できるはずです。
・現代アメリカが抱える最大の問題
・アメリカ大統領が最優先で取り組むべき課題
・日本でも銃所持を認めるべきか
別コンテンツでは「スピーチでは体験をもとに作る」ようすすめていますが(関連記事をご覧ください)、こうしたトピックはさすがに報道などをソースに作るしかありません。
もしも射撃体験があるなら、もちろんそれをスピーチの材料にしましょう。銃を撃った経験のある日本人は少数派なので、独自性のある内容になるはずです。
面接官の興味をひき、インパクトのあるスピーチができるでしょう。