一部のニ次対策の本にも書いてあるようですが、スピーチの構成では
まず結論を述べ、その後に理由
の順番がおすすめです。
というか、個人的にはこの構成は鉄則だとまで感じています。
絶対にこうやるべきです!(力説)
その理由や、私が二次試験を突破した時の体験談を紹介します。
「起承転結」や「序論・本論・結論」がNGな理由
よく言われる「起承転結」とか「序論・本論・結論」といった構成は、つぎの二つの理由でお勧めできません。
■難しい
■時間が足りない
何より、複雑な構成のスピーチを即興で作るのはちょっとムリです。
もちろん、スピーチ慣れしていて「いや、意外と作れるよ」という人もいるのでしょうが、英語で、しかも制限時間のあるプレッシャー下でスピーチを作るのはそう簡単ではないはずです。
「起承転結」や「序・本・結論」の構成は、じっくり書けるエッセイならまだしも、即興スピーチでは複雑すぎます。構成は単純なほど良いのです。
そして2分間って、しゃべりだすと意外に短いんです。結論を言わないまま時間が来てしまうと「結局何が言いたいの?」ということになりかねません。
まずは結論を言って、その結論を補強する理由を2~3コ言えば、もう時間になるでしょう。
この理由は自分が体験したことであればなお良しです。体験談は英語も出てきやすいですし、独自性も出るからです。
ただしこうしたことが試験中にポンと頭から出てくるには、日頃からスピーチのネタ蓄積を意識しておく必要があります。
お時間があったら、関連記事もご覧ください。
私が二次を突破出来た時&まとめ
私が2次を突破できたとき、実は理由を言ってる最中で時間切れになりました。
でも面接官が「続けていいですよ」と言ってくれたので、なんとかスピーチを完成することができたのです。
つまり多少時間オーバーしてもOKなわけで、先に結論を言っておけば、あとは理由を述べるだけなので心に余裕ができ、落ち着いてしゃべれます。
結論を最後に言おうとすると「うまくまとめられるかな?」というアセリが出かねません。
結論に達するまでの展開がブレまくって、何が言いたいのか見失ってパニックになることも考えられます。
ということで、私としては、
まず結論→理由2~3個(→時間があったら最後にもう一度結論)
あるいは
まず結論→理由となる、やや長めのエピソード(→時間があったら最後にもう一度結論)
の構成がおすすめです。
カッコ内の「もう一度結論」はなくても構いません。
日頃からスピーチを作る際もぜひこの構成を意識してみて下さい。
「最後に結論」よりはずっとしゃべりやすいはずです。
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