別の記事では「わからない単語があってもそのまま読み進める」と書きましたが、そのままにしておくと気になるのも事実です。
 
かといって、わからない単語を全て調べていたら時間がない・・・。


 
そこで私は、辞書で調べる単語か、調べない単語かをある基準でふるいわけました。
 
私のやり方を紹介します。

わからない単語に簡単なチェックをつける

私はよく英字新聞を読んでいたので、ここでは英字新聞を読む前提で書いてみます。
 
まず、英文を読んでいてわからない単語が出てきたら赤鉛筆などで簡単に印だけをつけていきます。
 

 
ほんのちょっとしたチェック(例えばピッと線をひく)だけでOKです。
 
そのつど辞書で調べてはいけません。速読のリズムが乱れてしまうからです(印をつけるだけでもけっこう乱れますが)。
 
そのまま記事の最後まで読み進めます。読むリズムを崩さず、一気に読みきるのがキモです。
 
記事を読み終えてから、次にわからなかった単語を調べます。

辞書で調べる単語は基準を設けて厳選する

ここで、チェックした単語を全部辞書で調べていたら時間が足りないので、私は調べる基準を作りました。
 
その基準とは
 
「これ、前にも調べたことがあるけど、また忘れちゃったよ~」と感じる単語
 
です。
 
そういう語がいくつか見つかる場合もあるので、「1記事につき3個まで」といった制限を自分で決めます。
 
この個数は単語調べに使える時間がどれくらいあるか、で変わります。「気分」で変えていいかもしれません。
 

 
「今日は単語をいっぱい調べるぞ!」と気分がノッている時には調べる数を増やすのです。いい加減なようにも聞こえますが、意外と効果的です。
 
この基準でふるいにかければ、おのずと「また忘れた」度の高い語が選ばれます。
 
新聞や雑誌の記事を読んでいると、医学や化学などの専門用語が出てきます。
 
中には、今後一切出会いそうにない単語もあります。
 
乱暴なようですが、初めて見る全然知らない単語は調べませんでした。
 
「多分こういう意味だろう」と、少しだけ推量して終わりです。
 
そういう語を調べるのは時間のあるときに・・・。(とか言ってたら、一生調べないのですが)
 
なぜこの「見覚えのある単語」を優先して調べるかというと、その単語は「新聞や雑誌の記事中など、日常生活にある程度頻出し、かつ難しめの語」だからです。
 

 
そしてなにより、
 
私の経験から、一次で出る語彙力問題って、決まって「あぁ~、この単語ちょっと難しいけど見覚えある!なんだったっけ~~」という語のオンパレードなんですよ。
 
「全然わかりません」という語は、意外と少ないものです。
 
どうしてこんなことが言えるかというと、なんせ一次試験はそれこそ数限りなく受けてますからね。フッフッフ(?)
 
1級の一次を受けたことのあるあなた、似たような経験はありませんか?
 
私のねらいとしては
 
「全く知らない語を新しく覚えようとするより、親しみはあるけど記憶があやふやな語の意味を優先してしっかりおぼえる」
 
ということになります。
 
試験本番で感じる「あやふや」を、日ごろの英読でできるだけ少なくしておくとも言い換えられるでしょうか。

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