このコンテンツではchoose、elect、selectの違いをまとめています。

目的語に「役職」で「人」をとらない語もあるようです。
 
英語類義語活用辞典、英語類義語使い分け辞典、ロングマン英々辞典を参考にしています。

英語類義語活用辞典の解説

chooseは2つからひとつを、もしくは2つ以上の中からひとつを選ぶ場合の両方に使います。
 
You have to choose either of the two courses.
(2つの課程のうちのどちらかを選ばなくてはいけません)
 
He chose the largest apple in the basket and bit into it.
(彼はバスケットから一番大きなリンゴを選び、かぶりついた)
 
electは常に「役職者」を選ぶ際に使います。
 
The American people elect their president every four years.
(アメリカ国民は4年ごとに大統領を選ぶ)
 
electは役職を選ぶのであって、誰かに投票するのはvote for someoneです。I voted for someone. であり、I elected someone.ではありません。
 
対してchooseは役職名ではなく人間を目的にします。
 
He chose her for his assistant.
(彼は彼女を助手に選んだ)
 
chooseもelectも人や物の選択だけでなく行動を選ぶ場合にも使います。その際は不定詞を伴います。
 
1 He elected to resign.
2 He chose to resign.
 
上のいずれも使われますが、ニュアンスは微妙に違いがあります。
 
1のelectのほうは辞職しなくてもそのまま仕事を続けられ、休暇や休職もできたのに辞職を選んだ、という意味を持ちます。
 
2のchooseは「こともあろうに辞職を選んだ」と運命的な選択という含みを持たせます。
 
selectは選択肢が3つ以上ある時に使います。選択が二つしかない時はchooseですが、二つの選択肢に限るというわけではありません。
 
You can choose either one of these green and red balls.
(緑と赤のボールのうちどちらかを選べます)
 
この場合chooseの替わりにselectを使うことはできません。selectは数ある中から一番良いものを選ぶことです。

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英語類義語使い分け辞典の解説

choose
自分の判断でいくつかの物から一つを取る。
 
select
広い範囲から慎重に選び出す。
 
pick
いくつかの物から選ぶ。(choose、selectより意味合いが広く、必ずしも判断力、慎重さといったニュアンスを含まない)
 
elect
(人を)公式に投票して選ぶ。
 
prefer
ほかの物よりも好む。
 
cull
良いものをえり抜いて集める。
 
single out
多くの中からその重要さゆえに一つ(一人)を選び出す。

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ロングマン英々辞典の解説

choose
1 to pick out freely, and after consideration, from a number of things, possibilities, etc
 
It was such a big menu I didn’t know what to choose.
 
2 to decide
 
Do as you choose(=as you want)
 
elect
1 to choose(someone)for an official position by voting
 
She has been elected to the committee.
 
2 to decide(to do something), esp. when choosing between possible courses of action
 
Empleyees may elect to take their pension in monthly payments or as a single lump sum.
 
select
to take as best, most suitable, etc from a group; choose
 
She selected a diamond ring from the collection

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