このコンテンツではdespise、detest、disdainの違いをまとめています。

これらはいずれも「軽蔑する」といったかなり強めの感情を含んだ語ですが、中には「好きではない」といった軽めの意味も持ちうる語があるようです。
 

 
英語類義語活用辞典、英語類義語使い分け辞典、ロングマン英々辞典を参考にしています。

英語類義語使い分け辞典の解説

軽蔑する
despise
(人や物を)価値がないと思って見下す
 
disdain
(人や物を)劣ったものとして尊大に軽蔑する
 
scorn
(人や物)に怒りの混じった強い蔑みを感じる
 
contemn
(人や物を)低級・卑俗なものとして激しく軽蔑する(格式ばった語)
 
scout
(人や物を)つまらないものとしてはねつける

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ロングマン英々辞典の解説

despise
to regard as worthless, bad, or completely without good qualities; feel extreme dislike and disrespect for
 
detest
[not in progressive forms] to hate very much
 
disdain
n complete lack of respect the feeling that someone or something is worthless or not important enough to deserve one’s attention

英語類義語活用辞典の解説

despiseは、対象が道徳的になっていないことを嘲る様子です。その本音は対象に対する嫌悪感があり、I hate him.あるいはI loathe him.と大差ありません。
 
He despised his rich industrialist father for his typical, capitalist attitude to labor.
(彼は、裕福な実業家だが典型的な資本家根性を持つ父を軽蔑した)
 
I despise that movie “Star Wars”.
(あの”スターウォーズ”という映画は大嫌いだ)
 
後者の例文のようなdespiseは会話ではしばしば使われ、「あまり好きではない」程度の意味なのにdespiseで誇張しています。食べ物などで単に「好ましい」くらいなのにI love it!と言うのに似ていて、それほど強い感情ではありません。
 
しかしdetestになると話は違います。detestは完全に個人的な嫌悪の表現です。
 
disdainは相手に対する嘲りを人の前に誇示する言葉です。
 
対象が人間なら、”その人物は劣悪だ”として自分は歯牙にもかけないという態度をひけらかしています。同義語はscornです。
 

 
disdainもscornも一人称では使用しません。
 
She disdains(scorns)him.とはいいますが、I disdain him.とは言いません。あくまで第三者の行為として見る言葉です。
 
ただしdisdainが人間以外のものを目的格とする場合、主語は一人称にもなりえます。
 
I disdain to have any part in that affair.
(その件には一切関わらない)