このコンテンツではclientとcustomerの違いをまとめています。

一般には「お客さん」、つまり「お金を払ってくれる人」という意味ですが、場合によってはこちらが「お金を渡す」対象になることもあるようです。
 

 
英語類義語活用辞典、英語類義語使い分け辞典、ロングマン英々辞典を参考にしています。

ロングマン英々辞典の解説

client
1 a person who gets help and advice from a professional person, e.g. a lawyer
 
2 a person who buys goods or services
 
customer
1 a person or organization who buys goods or services from a shop, business, etc., esp. regularly
 
The new shop across the road has taken away most of my customers.
 
2 a person of the stated kind
 
She’s rather a tricky customer to do business with.

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英語類義語活用辞典の解説

clientとcustomerは同じ意味に使う場合と、全く反対の意味になる場合があります。
 
customerの意味でclientが使われるのは、もともと弁護士を雇って弁護を依頼する人をclientと呼ぶことに由来しています。
 
弁護士にとって依頼人は顧客であり、patronやcustomerというべきところをclientと呼んでいます。
 
She has very rich clients for her boutique.
 
(彼女は自分が経営するブティックに裕福な顧客を持っている)
 
一方でclientには、(こちらにお金をくれる)「顧客」とは反対に、「こちらからお金を出して面倒を見なければならない人々」を指す場合があります。つまりdependent(被保護者)の一種です。
 
この場合のclientには通常この二つがあります。
 
1 welfare client
2 political client

 
1は国から生活保護を受けている人で、こちらは容易に理解できますが、2の方は解説を少し。
 
終戦直後の日本はアメリカのclient stateでした。その後講和条約により独立国として歩み始め、現在は先進国となりアメリカの同盟国となりました。
 
1981年の初めJapan Timesに二つの記事が載りました。clientの意味がわかるので紹介します。
 
He urges as well that the United States stop “preaching and bullying” and begin to deal with the Japanese as allies rather than clients
 
(アメリカは日本に説教をしたり、傲慢な態度をとることをやめ、アメリカの保護国ではなく同盟国として扱うべきだと、彼は重ねて主張した)
 
Another moral is that the Soviet Union for all its expansionism, cannot keep its client states in permanent bondage.
 
(もう一つの教訓は、ソ連はその拡張政策にもかかわらず、隷属国をいつまでも自分に縛り付ける力をもっていないということである)
 
a client cultureをa client stateと同じ意味に使うことがあります。独立国の文化ではなく、他国の保護下で生きる文化というわけです。

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