テレビを見ていたら、「赤ちゃんポスト」についてのニュースをやっていました。

少子化関連のスピーチなどで使えそうなので紹介します。


「赤ちゃんポスト」は、諸事情で子供を育てられない親が、乳幼児を預ける場所として熊本市が導入を検討しています。
 
文字通り赤ちゃんを入れるポストで、倫理上いろいろ問題があるようなので熊本市も慎重になっています。
 

 
いまテレビを見ていたら、「赤ちゃんポスト」を
 
baby hatch
 
と訳していました。
 
音で聞いただけで、スペルは確認していません。
 
また07年5/19のジャパンタイムズ・ウイークリーには、赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」の記事がありました。
 
その記事では、見出しが
 
Toddler left in baby hatch
 
で、その記事本文を、少し長いですが引用します。
 
A boy believed to be 3 or 4 years old has been found in the only anonymous drop box for un-wanted infants on its first day in use.
 
The baby drop-off, called ”Crane’s Cradle,” was opened by the Catholic-run Jikei Hospital in the southern city of Kumamoto on May 10 to discourage abortions and abandonment of infants in unsafe public places.
 
baby drop-offあるいはCrane’s Cradleがそれぞれ「赤ちゃんポスト」および「こうのとりのゆりかご」の英訳にあたるようです。
 
ただ、”crane” って「鶴」ですよね。
 
「こうのとり」には stork という英訳が一応あるようですが、なぜ crane があてられたのでしょうか。こういう表現があるのでしょうね。
 
ちなみに慈恵病院は以前から身寄りのない子供達をひきとって、世話をする活動をやっていました。
 
「こうのとりのゆりかご」に近いことはずっと昔から行っていたわけです。
 

 
(英語の勉強から話題がそれてしまいますが)
 
赤ちゃんポスト・こうのとりのゆりかごについては賛否両論あるようですが、私は基本的に支持致します。
 
「子育て放棄が横行するようになる」との批判も理解できます。
 
しかし、子供の命を奪ってしまうという最悪の事態を防ぐ最後のセーフティーネットとして、こういう施設がひとつはあるべきだと思うのです。
 
実際に、このコンテンツを作っている時点で何人もの赤ちゃんの命が救われています。
 
良い点と悪い点を比べたら良い点が多いと思えるのです。
 
よって、こうのとりのゆりかごを支持致します。