アメリカの人気TVシリーズ「24」ファイナルシーズンの日本放映が始まるにあたり、主演のキーファーサザーランドさんはじめ、ドラマのスタッフがPRのために来日したことがあります。
出演者へのインタビューの模様も放送されました。
私はこの「24」シリーズの大ファンであり、ファイナルシーズンの放送を心待ちにしていたので、インタビューも熱心に聞きました。
最後のシーズンということもあり、出演者がどんなことを言うか興味があったのです。
リスニングもかねて聞いていたところ、ちょっとしたことに気づきました。
キーファーサザーランドさんも、メアリー・リン・ライスカブさんも、「日本ではみんな親切にしてくれた」という発言をしており、その際の「親切な」という形容詞は、二人とも同じ単語を使ったのです。
それは果たして何でしょうか?「kind」ではありませんでした。
答えは
nice
です。
二人とも、示し合せたようにこの単語を使いました。
私がもしこの文脈で英語を話すなら、kind を使う確率は非常に高いと思います。
kind をロングマンで調べてみると・・・
(that shows one is) caring about the happiness or feelings of others
・・・とあります。
うむー、なるほど。
余談ですが、辞書を見ずに「kind を英語で説明しろ」と言われると、かなり難しくないですか?
こういう内容を英語で考えると、相当鍛えられそうですね。
※参考
・英語のスピーキング 最も効果があったと思う方法
それではniceを調べてみます。
1 kind or friendly
2 showing or needing careful understanding or decision
・・・ということで、ほぼ kind と同じと考えてよさそうです。
どうやらniceはkind やfriendly とモロにカブるようですね。
でも、日本人の発想では、どうしてもkind が先に頭に浮かぶと思うのですが。
「親切」をkind,nice,friendly とする、あるいはその逆もありうる、と意識しておくと、今後ウマいこと訳せる場面があるかもしれません。