英語スピーキングの独習法をこれまでにいくつか紹介していますが、一応念のために申し上げておきます。
こうしたスピーキング独習は、あくまで補助的なものと考えてください。
「こんな方法もありますよ」という話です。
機会があるのならば、どんどん対人で話す練習をするべきです。
独習法を紹介しておきながらそれはないだろう、と言われそうですが、やはりスピーキングはあくまで人間相手に鍛えるべきです。
英語を母国語としている人が相手ならなお良いでしょう。
なぜ良いかというと、スピーキングをしながらインプットができるからです。
ネイティブスピーカー相手にスピーキングをする際の最大のメリットはこれだと私は考えています。
私の場合、この機会があまりにも少なすぎたようです。
明らかに失敗と言えます。
英会話をしていて、(ネイティブの)相手が言った言葉って、時々強烈に頭に焼き付いて、自分のモノになりませんか?
私は15年くらい前に聞いたモルモン教宣教師さんの言い回しを、いまだにいくつか覚えています。
「こういう時にはこの単語を使うのか」といったことと同時に、外国人との考え方や風習、文化の違いなどが理解できます。
それは知的好奇心を刺激してそうは忘れないものです。
こうした体験ができるのも、人間を相手に会話してこそですし、そのための手段としての英会話です。
スピーキングの独習は「あくまで独り言」ですので、自分の能力にプラスされるものはありません。
英語はコミュニケーションの道具です。
しゃべる練習は人間相手を主にして、紹介している独習は「英語脳の運動不足防止」くらいに考えてください。