英検1級の二次試験を受験する方にとって、スピーチのネタ集めは悩ましい問題ではないでしょうか。
 
出題されるトピックがわからないため、素材となるネタは多くて困ることはないはずです。
 
このたび、なかなか効果的な方法を思いついた(つもり)なのでお知らせします。

その方法とはこちら。
 
疑問に思う時事トピックを海外の友人に聞いてみる。
 
これをやると、多くのケースで新しい発見がありますし、記憶にもビシッと残ります。
 
先日の私の経験を紹介します。
 
このニュースはご覧になったでしょうか。
 
’Gone With the Wind’ screenings pulled from Memphis theater for racially ’insensitive’ content
https://fxn.ws/2BVpeJH
 
ざっくりまとめると、

テネシー州・メンフィスの劇場が、「風と共に去りぬ」は黒人差別的だとして、来年(2018年)以後はを上映しないと決めた。

というニュースです。
 

 
もとはこれ、作家の百田尚樹さんが日本語版記事をリツイートされていたのです。
 
百田さんは「何でこんなことするかなぁ」とかなり懐疑的なつぶやきを添えられていました。
 
そこで私は、この件をどう思うか、アメリカ人の友人(テキサス州在住)にメールで質問してみました。
 
すると返ってきた答えはこちら。
 

I didn’t hear that story about Tennessee at all – I’m surprised that it made the news for you.
 
Tennessee has always been a weird state. I don’t think anyone who lives outside of Tennessee cares what happens inside Tennessee.
 
They are like North Korea for us. Just weird hillbillies. And country music sucks.

 
なかなか強烈なこと書いてませんか?
 
訳すると

その件は全く知らなかった。日本でニュースになっていたのがビックリしたよ。
 
そもそもテネシー州はヘンなところなんだ。住んでる人以外は、テネシーのことは誰も気にかけてないと思うよ。
 
北朝鮮みたいなもので、変わった田舎者だよ。カントリーミュージックはくだらないし。

 
といったところでしょうか。(カントリーミュージックは関係ない気もしますが)
 
私にとってはとても興味深い返信でした。
 
「テネシー州はヘン」であり、「アメリカの中でも浮いた存在」だというイメージが何となく浮かびます。
 
事の真偽は別にして、このように考えるアメリカ人が一定割合いるのは間違いないのでしょう。
 
私の友人は、「上映中止なんておかしい(weird)」と考えており、「何でそんなことするんだ?」ととらえているようです。
 
ちなみに私も友人と同感で、上映禁止にする必要はないと考えます。
 
「差別だ」「不快だ」といった抗議を際限なく受け入れて対応していたら、キリがなくなります。
 
些細なことでもケチをつけられて何もできなくなるでしょう。
 
実際にいまアメリカでは、そうした「何でもかんでも抗議」の動きが行き過ぎて、各地にある歴史上の人物の銅像や記念碑が撤去されているのだとか。
 
こんなことを続けていたら、最終的には、アメリカに住み続ける資格があるのはネイティブアメリカンだけ、ということになりませんか?
 
「上映禁止」の件は、いま取りざたされている「分断するアメリカ」にまつわるトピックであれば、スピーチの素材として使えるのではないでしょうか。
 
「上映禁止」の是非、あるいはそれ以外の自分なりの答えをまず結論で主張して、友人からもらった返信の内容をからめつつ構成すれば、かなり独自性の高い、良いスピーチができるはずです。
 
日頃からニュースなどで時事ネタを集めるのも大事ですが、自分が疑問に思ったことを海外の友人に英語で聞いてみるのも、また一味違ったネタが得られるのではないでしょうか。
 
※管理人追記
上の「country music sucks」については、こちらに追記を書いています。管理人の別サイトです。
米国人の政治信条とカントリー音楽へのイメージ例?