英字新聞を読んでいたら、スリランカの宿泊施設について報じられていました。

その中の for a song というイディオムが目をひきました。
 
スリランカでは内戦が激しくなっており、観光業にも深刻な悪影響が出ています。


富裕層の観光客がスリランカを敬遠しているのだそうです。
 

 
ジャパン・タイムズ・ウィークリーの07年7/14発行分には

the rich or famous are now staying away ― and rooms in the island’s boutique hotels are going for a song.

文脈で何となくの意味はわかりますが、念のため調べてみたところ、ジーニアスには
 
for a[(まれ) an old] song (やや略式)ただ同然で、捨て値で
 
という訳がついていました。
 
知らないと、ちょっと出てこないですよね。(イディオムは全般にそうですが)
 
for a song をロングマンで調べてみると、
 
( being offered for sale ) very cheaply
 
とあり、まさに「捨て値で」ですね。
 

 
ちなみに、on song という表現もあり、
 
performing at one’s best
 
という意味です。
以下の例文が挙げてあります。
 
The team was really on song this afternoon, and won easily.
 
song は何とも独特のイディオムを作りますね。